本当によくある車のトラブルの一つ「バッテリー上がり」
車を運転する方は一度は経験するであろうトラブルの一つです。
タイヤのパンクのトラブルと同じぐらい良くあるトラブルですね。
この記事では、そんな「車のバッテリー上がり」の原因と対処法について紹介したいと思います。
もし、バッテリーが上がってしまった時に少しでも知識があれば、もしかしたらいざという時に解決できる可能性もありますし、あたふたせずに済むかもしれません。
なので、たとえ少しの知識でも知っておいて損はないはずですよ!
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車のバッテリー上がりの原因について
そもそも何故「バッテリー上がりが起こるのか」について紹介したいと思います。
「バッテリー上がり」の原因はいくつかあるのですが、簡単に大まかに分けると3つに分けられます。
- 「ヘッドライトや室内灯などのライト類の消し忘れ」
- 「バッテリー自体の性能が落ちきて、正常に機能しなくなる」
- 「バッテリー以外の電装品などが原因でバッテリーが上がる」
ヘッドライトや室内灯などのライト類の消し忘れ
恐らく、これが一番多いバッテリー上がりの原因ではないかと個人的には思っています。殆どの方が一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか?
最近の車には、自動で暗くなるとヘッドライトが点灯して、明るい日中はライトはつかないというオートライト機能がついている車もあります。
そういう車の場合は、消し忘れることはあまりないかもしれませんが、自分自身でライトをつけたり消したりしなけらばいけない従来の車の場合はよく消し忘れることがあります。
特に、トンネルなど昼間でもライトの点灯が必要な場所を運転する時など、消し忘れることがよくありますね。
一様、ヘッドライトが点灯したままエンジンを止めて、ドアを開けると警告音がなるのですが、それに気がつかずにそのまま放置してしまうと言うこともあります。
それに、昼間の場合はたとえヘッドライトや室内灯がつきっぱなしでも、あたりが明るすぎるので気がつかないこともありますね。
バッテリー自体の性能が落ちきて、正常に機能しなくなる
いわゆる、「バッテリーの寿命」ですね。
車のバッテリーも消耗部品です。
充電式の乾電池と同じで、何度も充電を繰り返して使用していると次第に充電機能が低下していき最終的には使用不可能になります。
だいたいバッテリーの寿命は、「2年〜4年ぐらい」と言われています。
もちろん、あくまでも目安なので一概には言えません。
値段が安いバッテリーや現在良く使用されるようになってきている「再生バッテリー」っと言うバッテリーの中身を新品に交換したバッテリーなどでも2年以上もつ物もありますし、中には1年でダメになってしまう物もあります。
僕の経験として、ホームセンターなどの安いバッテリーはあまり持ちがよくないイメージです。かと思えば、問題なく数年使えることもあるので、個体差にバラツキがある印象です。
だからといって、高性能の高いバッテリーを使っていても頻繁にバッテリー上がりを起こしたりするような使われ方をすれば、寿命がかかり短くなりので一概には言えないです。
「バッテリー以外の電装品などが原因でバッテリーが上がる」
こちらの場合は、バッテリーの機能には問題ないのにも関わらず「バッテリー上がり」が起きる場合です。
例えば、
「バッテリーを新品に交換したばかりなのに、数日、または数時間でバッテリーが上がってしまう」
っと言った場合ですね。
この場合は、明らかにバッテリー以外に問題があります。
エンジンを掛けていて、普通に走っているのに急にエンジンが掛からなくなりバッテリーが上がってしまうという場合は、オルタネーター(発電機)が故障している可能性があります。
簡単に原因をお伝えしておくと、
- 「オルタネーター(発電機)の過充電によってバッテリーの性能が急激に下がった」
- 「オルタネーター(発電機)が故障していて発電がされず、バッテリーの電気のみで走行したから」
という理由があります。
その他の理由としては、電装品や電気配線の問題でバッテリーの電気が常に放電してしまっていると言ったこともあります。
その場合は、修理が必要になるので修理工場やディーラーさんに相談しましょう!
バッテリーが上がった時の症状について
場合によって、「バッテリー上がり」だと思っていたが、実はバッテリー上がりではかったなんてこともあります。
ですので、バッテリーが上がりの症状を知ってくことも大切です。
バッテリー上がりの症状はエンジンのキー(またはボタン)を回すことによって判断できます。
いつもエンジンを掛ける時と同じようにエンジンのキーを回してみて(またはボタンを押してみて)下記のような症状があるときはバッテリー上がりの可能性が大です。
- 「スピードメーターなどのランプ類が光らない」
- 「カチカチカチっという音が聞こえるが、いつものようにエンジンが回らない」
- 「エンジンキーを回しても(ボタンを押しても)、何も反応がない・・・」
- 「普段は勢いよくエンジンが回るのに、今にも止まりそうなぐらいゆっくり回っている場合」
上記の症状が出てる場合は、バッテリー上がりでほぼ間違いないです!
バッテリー上がりではない場合の症状
補足として「バッテリー上がりでない場合の症状」も知っておいて損はないと思うので紹介しておきます。
単純に、エンジンのキーを回して(ボタンを押して)いつもエンジンを掛ける時のような音(エンジンが回る音)はしているのにエンジンが掛からない場合は「バッテリー上がり」ではない可能性があります。
ここで注意することは、エンジンが掛からないからといってなんどもエンジンを始動しようとキー(ボタン)を何度も、長時間(数十分とか)回してしまうと、最終的にバッテリーが上がってしまうので注意しましょう!
ですので、「エンジンは回っている音がするのにエンジンが掛からない場合は、バッテリー上がりではない可能性があるのでプロの方にすぐに相談しましょう!」
ちなみに補足として、その場合の原因として考えられるのが、
- 「ガス欠(燃料が入っていない)」
- 「燃料ポンプなどの燃料系の故障」
- 「点火コイル・プラグなどの点火系の不良」
- 「エンジン自体の故障」
- 「コンピューターなどその他の電装部品の故障」
などなど、いろいろあるのですが、車の整備に関しての知識と経験がないと判断が難しいのと対処ができないのでプロの方、または車に詳しい方に相談しましょう。
もしもの時の備えをしておく事も大切!
ただ単純にバッテリーが上がってしまった場合は、自分で対処できることが大半です。
ですが、ただのバッテリー上がりではない場合は自分で対処することは難しいです。
特に遠方でのトラブル、山奥などの周りに修理工場やガソリンスタンドなどがない状況でトラブルが起きた時は大変です。あまり車の行き来がないような場所でこのようなトラブルが起きたら更に不安になります。
もし修理工場やディーラーなどに助けを求めたとして、遠方の場合は大抵「出張費用」が別途かかります。
しかも、その「出張費用」の相場が結構高いです。遠くに行けば行くほど(山奥に行けば行くほど)金額も上がっていきます。
たかが「バッテリー上がり」で、1万円近くかかるなんて事も場合によってはありえます。これは、ほぼ出張費用なんです。(バッテリー上がりの場合は)
なので、もしもの時のために誰もが知っている「JAF(ジャフ)」などの会員になっておくのも一つの手です。
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会員になるには年会費が掛かりますが、それでもいざと言う時のために会員になっていれば安心です。
そのほかの方法として、自動車保険のロードサービスを利用するという方法もあります。
大抵の自動車保険にはロードサービスを付帯する事が出来ます。
しかも、自動車保険のロードサービスを利用する際に保険請求がない限りは保険の等級が下がる事がないので気軽に利用出来ます。
ただ、自動車保険のロードサービスには保証される条件などもある場合があります。なので、状況によっては保証対象になる時とならない時もあるので、念のため保証内容の確認しておいたほうがいいです。
例を挙げると、雪が原因でのトラブルなどは保証外という保険もあります。(保険会社によって違います。)
ですので、自動車保険のロードサービスだけでは不安という方は「JAF(ジャフ)」の会員になっておけば、自動車保険のロードサービスで保証されないトラブルなども保証してもらえます。
どちらも加入しておけば、大概のトラブルには対処できるはずです。
せっかくの休日や連休の旅行などの最中に車のトラブルでイライラしたり不安になるのは嫌ですよね?
なので、いざという時のために、バッテリーケーブルを車に常備しておく、保険のロードサービスの確認をしておくなどの備えもしておきましょう!
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まとめ
簡単ではありますが、車のバッテリー上がり原因や症状について紹介しました。
「バッテリー上がり」は突然起こります。
もしバッテリーのトラブルが起きても冷静に対処できるように、少しでもバッテリー上がりの知識を身につけておく事も大切です。
とはいえ、最悪ダメならば修理工場やロードサービスにさっさとお任せしてしまえばいい事でもあるので、最低でも修理工場やロードサービスなどの電話番号はどこかに控えておく方がいいですね。
余談ですが、バッテリー上がりの知識があれば、どこかでバッテリー上がりで困っている人を助けられる場合もあるので、知識として身につけておいても損はないかもです。