色々ある車のトラブルの中で一番と言ってもいいほど頻繁に起こる「バッテリー上がり!」
例えば、
- 「ちょっとコンビニやスーパーで買い物をしていて、車のエンジンをかけて見ても掛からない・・・・」
- 「冬の寒い朝、仕事に行く前に車を温めようと、エンジンを掛けようとしても掛からない・・・・」
- 「休日に少し遠出をしていて、急にバッテリーが上がってエンジンが掛からなくなった・・・・」
このようなトラブルを経験したことがある方は結構多いのではないでしょうか?
僕の「プロフィール」でも紹介していますが、以前に車の整備士として働いていました。
毎日車を触れる仕事ということもありますが、「バッテリー上がり」は日常茶飯事です。それに仕事以外のプライベートの時でも「バッテリー上がり」は良く経験しましたw
それぐらい、頻繁に起こるトラブルだということですね。
ですが、何度も「バッテリー上がり」というトラブルを経験してきた経験があると言っても、いきなり起こるとやはり少しは焦るものです。
それが、車にあまり詳しくない方にとってはさらに焦る出来事だと思います。
そんな時に、「少しでも車の知識があればなぁ〜」なんて思ったことがある方もいるかもしれません。
確かに、全く知識がないよりも、ほんの少しでも知識があれば急なトラブルにも対処できることがあるかもしれません。
この記事では、そんな急な「バッテリー上がり」の時の対処法を紹介します。
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車の「バッテリー上がり」の3つの対処法!
もし急に「バッテリーが上がってしまった!」っと言う場合に「バッテリー上がりの対処法」をご紹介します。
「バッテリー上がりの対処法」を簡単に分けると、大まかに3つあります!
- 「ブースターケーブルで他の車とつないで、電気をもらってかける」
- 「近くの整備工場、ガソリンスタンドなど、車のプロにお願いして助けてもらう」
- 「JAF(ジャフ)などのロードサービスを利用する」
ブースターケーブルで他の車とつないで、電気をもらって掛ける(自力で対処)
急な「バッテリー上がり」の場合は、殆どこの方法で解決します。
こちらの方法は簡単で、
周りの誰かに助けを求めて、バッテリーを繋いでもらいエンジンを掛けるだけです。
その時の注意点として、相手の車と自分の車のバッテリーを繋ぐための「ブースターケーブル」がなければ、もちろん繋ぐことができないので、必ず「ブースターケーブル」を持っている人を見つける。
または、初めから念のため自分で購入して準備しておく必要があります。
ホームセンターなどで比較的どこでも購入できるので、もしもの時のために一つ車に常備しておいても損はないですよ。
金額も「1500円〜5000円」ぐらいで購入ができるので安いものでもいいので、もしもの為に購入しておくのもありです。
その際に、あまりにもケーブルが細すぎる物だと稀にジャンプ(他の車から電気をもらうこと)が出来ないこともあるのである程度太いケーブルの物がいいですね。
重要なのが、購入したら「ちゃんと車の中に入れておきましょう!!」
たまに、購入して家に放置している方もいるので、それでは外出先では何の役にも立ちませんので・・・w
ハイブリット車の場合は、車種によってジャンプ(他の車から電気をもらう事)ができない車もあります。
その点も注意が必要です!
この方法で「バッテリー上がり」の対処ができたら、しばらくはエンジンを止めずにかけっぱなしにしておきましょう!
そうしないと、バッテリーが充電されないので、また直ぐに「バッテリー上がり」が起こる場合もあります。
ちなみにですが、一回ぐらいならばバッテリーをあげてしまっても、そのあとすぐにバッテリーを交換する必要はありません。(もし心配で買える余裕があるならば交換してもいいですが)
基本的に、バッテリーをあげてしまった後、少しエンジンをかけて走ればバッテリーは充電するので、そのまま使うことができます。
ですが、一回でもバッテリーをあげると、実際にはバッテリーの性能はがくっと低下してしまいます。
僕の経験上、1、2回ぐらいのバッテリー上がりぐらいならば、比較的問題なく使うことができます!
もちろん、バッテリーを上げれば上げるほど性能は低下しますので、バッテリーの寿命は短くなることは覚えておきましょう!
余談ですが、「ブースターパック(バッテリーパック)」や、よりコンパクトな「ジャンプスターター」という、「バッテリー上がり」の時に、誰かの車のバッテリーを借りなくても、一人でジャンプ(他から電気をもらう事)することが出来る物もあります。
簡単にいうと、「バッテリー上がり」のための持ち運びとジャンプができるバッテリーです。
ただ、僕が以前に使った感想を言うと、まだ比較的正常なバッテリーの場合はや「バッテリーが上がって間もない」時は使用には問題なかったのですが、長期間バッテリーが上がったまま放置してある場合は、エンジンの始動が出来ないこともありました。
あと、ディーゼル車や排気量が大きいエンジンの場合は、もう少し容量が大きい物の方がいいかと思います。
近くの整備工場、ガソリンスタンドなど、プロにお願いして助けてもらう(プロのお任せ)
もし、近くに(歩いて行ける範囲に)整備工場などの車屋さんやガソリンスタンドがあれば、そちらにお願いしましょう!
大抵は、バッテリーのジャンプぐらいは無料でやってくれると思います。
僕が整備士として働いていた時は「急なバッテリー上がり」の時は、明らかに遠方でない限りは無料でやってました。
ですが、これはお店によっても違うので、バッテリー上がりの費用を請求される可能性もあるので初めに確認しておきましょう。
さすがに、山奥にいる場合や到着するのに時間が掛かる場所にいるとなると「出張費」が発生してきます。
「ロードサービスを利用する(プロにお任せ)
上記の整備工場やガソリンスタンドなど、車のプロの方にお願いする方法と基本的には同じです。
ですが、「JAF(ジャフ)」などの会員になっていれば、「急なバッテリー上がり」「鍵のインロック」「タイヤのパンク」などの様々な車のトラブルに対して無料で、しかも24時間助けに来てくれます!
会員になるには年会費が掛かりますが、それでもいざと言う時のために会員になっていれば安心です。
特に、上記でもお伝えしてますが、遠方でのトラブル、山奥などの周りに修理工場やガソリンスタンドなどがない状況でトラブルが起きた時に修理工場やディーラーなどに助けを求める場合は「出張費用」が別途かかります!
しかも、その「出張費用」の相場が結構高いです。遠くに行けば行くほど(山奥に行けば行くほど)金額も上がっていきます。
そのほかの方法として、自動車保険のロードサービスを利用するという方法もあります。大抵の自動車保険にはロードサービスを付帯する事が出来ます。
しかも、自動車保険のロードサービスを利用する際に保険請求がない限りは保険の等級が下がる事がないので、気軽に利用出来ます。
ただ、自動車保険のロードサービスには保証される条件がある場合もあり、例えば、雪が原因でのトラブルだと保証対象外になるなんて事もあるので、予め保証内容の確認をしておいたほうがいいです。
自動車保険のロードサービスだけでは不安という方は、「JAF(ジャフ)」の会員になってきましょう!
「JAF(ジャフ)」のロードサービスならば、自動車保険のロードサービスで保証されないトラブルなども保証してもらえます。
どちらも加入しておけば、大概のトラブルには対処できるはずです。
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バッテリー上がりの際の具体的な対処手順
上記で説明した「ブースターケーブルで他の車とつないで、電気をもらって掛ける」場合の手順について詳しく紹介します。
自分自身でブースターケーブルで他の車と繋ぐ際の手順ですが、
以前の記事、「車にしばらく乗らない時はバッテリーを外してく事が必須!バッテリー上がりを防ぐ方法と対策!」の記事で長期間車に乗らない場合のバッテリー上がりを防ぐ方法を紹介していますが、その「バッテリーの外し方」と注意する点は同じですが、少しだけ手順が変わってきます。
その手順は、
- 「電気を送る側の車(バッテリーが上がっていない車)のバッテリーの「プラス端子側」に赤い方のブースターケーブルの片方を繋ぐ」
- 「上記で繋いだ赤いコード(プラスコード)のもう一方を、電気をもらう側(バッテリーが上がっている車)のバッテリーの「プラス端子」に繋ぎます」
- 「次に、電気をもらう側(バッテリーが上がっている車)のバッテリーの「マイナス端子側」に黒い方のブースターケーブルの片方を繋ぎます」
- 「そして、最後に上記で繋いだ黒のブースターケーブルのもう一方を、電気を送る側の車(バッテリーが上がっていない車)のバッテリーの「マイナス端子側」に繋ぎます」
上記の手順で、ブースターケーブルの繋ぐ準備は完了です。
ブースターケーブルを繋ぐ時は、エンジンを止めてから繋ぐようにすると安全です!
次の手順は、
- 「ブースターケーブルが繋ぎ終わったら、電気を送る側の車(バッテリーが上がっていない車)のエンジンを始動します」
- 「次に、電気をもらう側(バッテリーが上がっている車)のエンジンを掛けます」
これで、エンジンが掛かればジャンプスタートの成功です!
そのあとは、上がってしまったバッテリーを充電するために、しばらくエンジンを掛けたままにしておきましょう!
ブースターケーブルの取り外し方は、取り付けた手順とは逆の手順で取り外します。
- 「電気を送る車のバッテリーの「マイナス側」の「黒色」のケーブルを外す」
- 「電気をもらう側の車(故障車)のバッテリーの「マイナス側」の「黒色」のケーブルを外す」
- 「電気をもらう側の車(故障車)のバッテリーの「プラス側」の「赤色」のケーブルを外す」
- 「電気を送る車のバッテリーの「プラス側」の「赤色」のケーブルを外す」
以上です!
余談ですが、
「ブースターパック」や「コンパクトジャンプスターター」を使用して、自分一人でジャンプスタートさせる場合の手順も同じです。
取り付ける時の基本は、
バッテリーのプラス端子から、バッテリーのマイナス端子につなぐ。
取り外しはその逆です。
「取り付け、プラス→マイナス。取り外し、マイナス→プラス」です。
車のバッテリーは取り扱いを間違えると、とても危険です。
ですので、「長期間、乗らない場合のバッテリー上がりを防ぐ方法と対策」の記事の注意点をしっかり読んでおいてください!
さいごに
大抵「バッテリー上がり」は突然起こります。
バッテリー自体は普段メンテナンスをすることはあまり必要がないので、ついつい放置プレイしてしまいがちですが消耗部品の一つです。
数年使用していればバッテリー不良も当然起こります。
ですので、たまにはお出かけする前やガソリンスタンドで給油をするときなどにバッテリーの性能をチェックしてもらいましょう!
大抵のガソリンスタンドで専用の機械を使ってバッテリーの性能チェックをしてくれますよ!
そして、もしも突然のトラブルに見回った時のための対策として「JAF(ジャフ)」などのロードサービスの会員になっておくか、修理工場などの車関係の方と親しくなっておけばいざと言う時に頼りになります。
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参考になります!
質問なんですけど、つけるときはプラスから、外すときはマイナスからなんですけど、これ、どういう理由でそうなんですか?絶対なんか理由があると思うし、なんとなく分かる気もするのですが、確信が持てない。
送受×プラマイの都合4つあって、全部つながるとぐるりと電気が循環し、どれか一つが切れると循環しない。そこはまではわかる。でも、着脱いずれの手順でもどこかで切れるわけで、切れるんだったら何をどの順番でやっても同じじゃん?とか。
あるいは、送る側のプラスに繋げないと電気が流れないわけだから、その大本の救援車両のプラスを最後にすればいいじゃんとか、考え出すとわからなくなるからです。
もし知ってたら教えてください~
質問ありがとうございます!
僕も前に同じことを疑問に思ったことがあるのですが、なぜ「つける時はプラスからマイナス」、「外す時はマイナスからプラス」なのか?
理由挙げると、「バッテリーの直結、ショート(短絡)することを防ぐ為」です。
そしてこれは、僕の個人的な考えですが、念のために正規の順序で繋げば、車やバッテリーについて詳しくない方でも順番さえ知っていれば、問題なく繋ぐことができるからではないかと。(繋ぎ方を間違えたりなどのトラブルを防ぐ為)
実を言うと、田村さんが仰る通り、救護車両のプラス側を最後に繋いでも大丈夫ですw
正直なところ、「プラスからマイナスっと言う順番」で繋がなかったとしても大丈夫なんです。
それに、バッテリー自体の取り付けや取り外しの際もに「プラス側から取り外したり」、取り付けの際に「マイナス側から取り付け」をしても大丈夫だったりします。
ただし、ちょっと危ないです!
なぜ、取り付けは「プラス端子から」、取り外しは「マイナス端子から」なのか?
その理由は、
バッテリーが上がってしまった場合で考えてみると、先に両車両のバッテリーのマイナス側を先に繋いだとして、その次に「故障車(バッテリーが上がっている車)」のバッテリーのプラス側につなぎ、救護車(バッテリーが上がっていない車)のバッテリーのプラスに繋いでも実は大丈夫なんです。
ですが、上の順序で繋ぐとして、仮に救護車の方のプラスに先に繋いでから、故障車のプラスに繋ぐ時に、もし誤ってコードの金属部分を車のボディなど金属部分に接触させてしまうと、ショート(短絡)します。
その理由は、車のボディはマイナス極として使われているからです。(バッテリーのマイナス端子と車のボディに直接配線が繋がっています)
要は、バッテリーのプラス端子とマイナス端子を直結した電気回路になってしまいます。
そうすると、抵抗(電気を消費する物、ライトなど)が無いのでショート(短絡)します。
もし、マイナス側が繋がっていなかったらショート(短絡)は起きません。
バッテリー交換の時に良くあるのが、マナス端子を先に外さずに、プラス端子のネジを工具で外す時に誤って、ボディやエンジンに接触させてしまって、火花が飛ぶなど。
正直言ってしまうと、一瞬ならばショートしても大丈夫なのですが、もし長い時間ショートした状態が続くと、最終的にバッテリーが発火したり、接触している金属部分が溶けます。(溶接をしているような状態になると言うことです)
なので、バッテリーを取り外す時(電気回路を遮断する時)は、先にマイナス側の回路を遮断し、バッテリーを取り付ける時は、先にプラス端子からつけることによって、誤って直結してしまいショート(短絡)するのを防ぐ安全対策の為となります。
ですので、あらかじめマイナス側の電気回路を遮断しておくことによって、プラス端子と車のボディや金属部分に接触しても「ショート」しないようにするために、安全対策としての手順として、「取り付ける時はプラス側から」、「取り外す時は「マイナス側から」となっているのではないかと。
なるほどー、すごいよくわかりました!聞いてみるもんだ!
ありがとうございました!