今までに車を下取りに出して新しい車を買おうとした時に、エアコンが壊れていたなんて経験はないでしょうか?
意外かもしれませんが、実は車のエアコンの故障は意外と多い故障の一つなんです。
理由としては、普通冬の間はエアコンを使う機会ってほとんどないと思います。
その数ヶ月の間、まったくエアコンを動かさないといくつかの原因からエアコンの部品や内部が壊れることが起こるんです。
新しい車の場合は頻繁には起こりませんが、年式が古い車ほど故障しやすくなる傾向にあります。
そんな車のエアコンですが、「もし車を下取りや売却する際にエアコンが故障していたら査定価格に影響するのか?」についてお話ししたいと思います。
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エアコンが故障している場合の査定へ影響は?
初めに査定への影響のある・なしを言ってしまうと、
「エアコンの故障は査定に影響します!」
大体の買取専門店では、査定をする時に詳細に決められた基準となる査定項目があるのですが、それを目安に車の査定を実施します。
その基準項目の中にエアコンの故障の場合の減点の基準もあり、それを元に査定額を決定します。
因みに、エアコンの故障の減額は、大体「1万円〜4万円」が基準の減額価格になります。もしエアコンが故障と判断された時点で上記の額は減額されると言う事です。
それに、故障の程度によって「4万円以上の減額」になる場合もあり得ます。
その理由の一つとして、エアコンの修理は故障箇所によっても違いはありますが、基本的に修理費が高いからですね。
買取販売店など車屋さんからすれば、車を買い取った後に自社で売る場合などは故障箇所を修理しなければいけませんよね?
その費用が意外と高いんです。たとえ自社で修理したとしても部品代は最低限かかってきます。その部品代が結構高い場合が多いんですね。
その他の理由としては、単純に
「エアコンって必需品じゃないですか?」夏場は特に!
エアコンはいらないなんて方は少数だと思いますし。
エアコンの修理費用
エアコンの修理費用についてですが、上記でも述べたように故障の程度によって金額は変わってきます。
大体の修理費の目安としては、「5000円〜8万円程度」は掛かると思っておいた方がいいでしょう。
良くあるトラブルで、エアコンのガス抜けの場合は「5000円〜30000円程度」
エアコンのコンプレッサー本体などエアコンの主となる部品の交換修理になると「50000万円〜80000万円」は掛かると覚悟した方がいいですね。
もちろん車種によって部品の値段や修理代が違うので、全ての車に当てはまる訳ではないですが、大体上記の金額は掛かると思っておいた方がいいかと。
車を査定してもらう前にエアコンの修理はするべきか?
車の査定をしてもらう前や売却する前に、
「エアコンの故障を修理する必要はあるのか?」
それとも、
「故障したまま査定をしてもらうべきか?」
エアコンの故障の程度によって違いはありますが、
どちらかと言えば、
「修理はしない方がいい」場合が多いです。
その一番の理由として、エアコンの故障の判断は車に詳しい方、特にエアコンの構造についての知識がないと判断が難しいからです。
実際に点検・修理をしてみないとわからない場合もあるんです。
上記でもお伝えしましたが、コンプレッサー本体などエアコンの主要となる部品の交換をした場合、「大体5万円〜8万円」は掛かります。
そうなると、逆に修理費用の方が高くつく可能性もあると思いませんか?
その反対に、ガス抜けなどの簡単な修理の場合は、「5千円〜3万円」程度。
この場合、意外と安く修理できる場合が多いですが、その手間と費用と考えると修理する価値があるのか微妙な所ではあります。
まとめ
車の下取りの際にエアコンが故障している場合、査定額に影響するのかについてまとめると。
「エアコンの故障は査定額に影響します」
故障の程度により違いがありますが「1万円〜4万円」は減額されると考えておけばいいでしょう。
ですが、場合によってはそれ以上の減額になる可能性もあり得ますので、実際に買取業者さんなどで査定をしてみないとわからない部分でもあります。
「査定や売却する前に修理は必要か?」については、
故障によっては逆に修理費用の方が高くなる可能性が殆どです。ですので、エアコンが故障している場合は、
「前もって修理しない方が無難です」
とは言え、実際に査定や故障箇所の点検などをしてみないとわからないので、まずは買取販売店や修理工場で査定をしてもらう方がいいですね。