以前に、「読書を習慣にする事について。20歳を過ぎるまで活字が嫌いだった僕が読書の魅力に気づいた訳!」の記事で、読書を習慣にすることについて書きました。
上記の記事でもお伝えしてますが、僕自身以前までは小説なんて全く読みませんでした。
それまで、何度か小説を読もうと思い立つことがあって、試しに気になった本を買って挑戦していましたが、一度も最後まで読みきったことはなかったです。
しかも、ページ数が少ない小説でも、最後まで読み終えたとしても、読み終えた達成感はあったものの読書が楽しいと思ったことはなかったです。
それに比べて、マンガは楽しく何時間も読み続けることができるのに・・・。
そんなこともあり、全く読書には縁がなかったのですが、いくつかの本との出会いがきっかけでいつのまにか読書が好きになっていました。
そんな、僕が読書好きになったきっかけを与えてくれた小説「5冊」をご紹介したいなと思いこの記事を書いています。
もし、「小説なんて普段ほとんど読まない・読書があまり好きでないけど、少し読書には興味があるという方」へ、読書を始めるきっかけとなればいいなと思います。
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読書が好きになるきっかけとなった小説「5冊」
では、僕が読書に夢中になってしまったきっかけとなった小説「5冊」を紹介します。
はじめに言っておきますが、紹介する小説は別に読書初心者の方向けとか、ページ数が少ないなどと言った小説ではありません。
僕が実際に、読書を始めるきっかけとなった小説たちです。
簡単にいうと、実際に僕が読んでみて、面白すぎてハマってしまった本たちです。
それがきっかけで、どんな本も読むようになったので、本当にキッカケとなった本たちということですね。
妖怪アパートの優雅な日常
僕が読書が大好きになった1番のキッカケとなったと言えるのがこちらの本です。
香月日輪さん(こうづき ひのわ)の作品の一つである「妖怪アパートの優雅な日常シリーズ」全10巻で完結します。
こちらの作品は、マンガ化やアニメ化もされているので知っている方もいるかもしれませんね。
簡単な概要
「この本についての概要」
稲葉夕士は中学一年生の時に両親を交通事故で亡くしてから身を寄せていた伯父夫婦の下を離れ、学生寮つきの高校に進学する。ところが、入居予定の寮舎が火事で全焼したため、行き場をなくしてしまう。
夕士は、不思議な声に誘われて訪れた不動産屋で、格安のアパート寿荘(ことぶきそう)を紹介され、入居する。そのアパートは霊能力者や古物商など癖の強い人間たちに混ざって妖怪・幽霊の類いが暮らす、妖怪アパートだった。
「wikipedia」から引用。
本当に簡単にいうと、
不運な環境に晒された中学生の主人公が、まさかの本物の妖怪たちとの共同生活から様々なことを経験し、次第に自立していくという物語です。
感想
正直いうと、少し子供向けの内容なのかもしれません。少し中二病感があるような内容でもありますしw
それでも、僕はこの「妖怪アパートの優雅な日常シリーズ」が大好きです。
未だに、たまに読み返したりします。これほど何度も繰り返し読んだ小説はこれ以外ありませんね。
しかも、何気に小説の中でちょいちょい出てくる言葉に感銘を受けたり、感動したりすることが結構あります! それにこの小説を読んでいると、気がついたら目に涙が溜まってるなんてことも頻繁にありますw
僕の中では何度読んでも泣けますねw
少し大げさに言えば、僕の人生に影響を与えてくれた小説ではないかとすら感じてますw
それぐらい好きな小説の一つです。
心霊探偵「八雲」
こちらの本は、神永学さん(かみなが まなぶ)の作品の一つ、「心霊探偵 八雲(やくも)」です。
調べていて初めて知ったのですが、「マンガ化」「アニメ化」されているのは知っていたのですが、そのほかにも「ドラマ化」「舞台化」などもされているようです! ちょっとびっくり!
簡単な概要
「この本についての概要」
生まれつき、幽霊を見たり、会話ができるという能力を持った主人公「八雲」の周りで起こる実際の事件を、その幽霊が見える、会話できるという能力を使って解決していくという感じの小説です。
感想
この小説を読むキッカケとなったのは、ただの気まぐれですw
本当にたまたま、なんか小説を読んでみたいと思い立った時に、何気なく本屋で手にとって購入した本です。
そして、家に帰って読み始めると・・・・「おもしれぇ!」って一人興奮していましたw
その次の日には、続きの巻を買いに本屋に行ったのはいうまでもないですw
何の気なしに手にした本が、これほど面白いとは想像もしていなかったので、余計に面白く感じたのかもしれません。
これらの本を読み始めてから、妖怪やら幽霊やら系の本が好きになりましたね。
千里眼 完全版 クラシックシリーズ
こちらの本は、松岡圭祐(まつおか けいすけ)さんの著書の一つである
「千里眼 完全版 クラシックシリーズ」です。
実は、この本もたまたま本屋で手に取った本なのですが、なぜか「千里眼」という言葉に心惹かれて何の気なしに購入しました。
これが、また面白く、この千里眼シリーズ全22冊で完結する作品なのですが、全て読破しました。もう、夢中になってしまって夜も寝るのも忘れるぐらいで読んでいた作品です。
簡単な概要
「この本についての概要」
今シリーズは臨床心理士で元航空自衛官の岬美由紀を主人公としたミステリー・エンターテインメント作品となっており、今までに累計600万部以上を売り上げる人気を誇っている。
防衛大学校を首席卒業し、幹部候補生学校を経て航空自衛隊に入隊した岬美由紀は、女性自衛官として初のF-15Jパイロット、イーグルドライバーとなる。
楚樫呂島災害の際に命令を無視して、救助ヘリUH-60Jで被災地に向かった事から上層部の反発に遭い、さらに小松基地に出向し北朝鮮の不審船を追尾するための戦術航空支援任務でも命令を無視し被害者を救おうとした為、査問会議にかけられる。
美由紀は楚樫呂島災害で、女医の友里佐知子と知り合いになっていた。友里は東京晴海医科大付属病院院長で脳外科医でもあり、臨床心理士でもあった。相談者の悩みを一瞬で見抜くとされる彼女の慧眼は、千里眼の渾名でマスコミに持て囃されている。
こうして晴れて臨床心理士になった美由紀は精神科医笹島のもとを訪れ、板村三佐への評価に過ちがあったことを証明し、彼の復職を申し入れるが、却下されてしまう。
「wikipedia」から引用。
感想
僕の中で小説での長編作品は、読もうとすら思っていませんでした。
「だって、長いし読むのに時間がかかるのでw」
マンガならば、50巻だろうと100巻だろうと普通に読めるのですが、どうしても小説の長編シリーズを読むのには抵抗がありました。
ですが、この作品はそんな僕でも読んでいてすごく楽しい作品です。
しかも、最低でも3回は全巻読み直してしまったぐらいですw
内容も、心理学的な内容が多く、その頃心理学に興味があったこともこの本にハマった一つの理由です。
この本をきっかけに、「フロイト」「ユング」など、さらに心理学についての本を読み漁ったりしましたねw
その頃から、人間の心理などについてかなり興味を持ち始めたのかもしれないなと。
化物語(バケモノがたり)
こちらの本は、西尾維新さん(にしお いしん)の作品の一つである、ファンタジー小説です。
こちらの本は、高校生の主人公「阿良々木暦(あららぎ こよみ)」が「怪異(かいい)」に関わった少女達と出会って、その怪異にまつわる事件を解決していく物語です。
こちらの本は「物語シリーズ」として「ファーストシーズン」「セカンドシーズン」「ファイナルシーズン」「オフシーズン」「モンスターシーズン」と5部構成になっています。
少し厚めの本ですので、読むのに時間はかかるかもしれませんが、比較的読みやすいと個人的に思います。
ですが、登場人物の名前など、ちょっと聞きなれない言葉も出てくるので、その辺りは少し活字をあまり読まない方には少し嫌な部分かもしれません。
簡単な概要
「簡単なストーリーを紹介」
高校3年生の阿良々木暦は春休みにとんでもない『事件』に巻き込まれて以来、人とは少しだけ異なった部分があった。
『事件』を通じて親しくなったクラス委員長の羽川翼と共に文化祭の準備をしていた5月のある日、ひょんなことから2年間ろくに会話すらしたことがない病弱なクラスメイト戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。
なんと彼女には、およそ体重と呼べるものがほとんど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと猟奇的な脅しを受け、口許をホチキスで刺される。それにもめげずに彼女の問題解決に対する協力を申し出る。
暦は事件の後遺症として他人よりも異常に傷の治りが早くなっており、ひたぎの負わせた傷もすっかり塞がっていた。ひたぎによると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さを根こそぎ持っていかれたのだと言う。彼女の体重は平均的な体格にもかかわらず5kgしかなかった。
個人的な感想
本のタイトルのように、現実ではありえないようなバケモノや現象が登場します。
とは言え、ハリーポッターのようなファンタジーでは全然なくて、個人的には「ギャク小説」ではないかと思っていますw
それぐら、ギャクやジョークがたくさん出てきます。何より、面白いのが、キャラクター同士の言葉の掛け合いです。
僕は、この本を読んでから、日本語の、言葉の面白さを改めて実感しましたw マンガやアニメなどを見ていて、テンポの良い言葉の掛け合いって面白いですよ?
それを、字だけの小説で楽しめるなんて思ってもいませんでした。
ですが、この本はついつい「ブハッ」と吹き出してしまうぐらいギャクやジョークが満載です。
少しお大げさかもですが、この本のおかげで、言葉の楽しさを知ったと言ってもいいぐらいですねw
僕とおじいちゃんの魔法の塔
こちらの本は、上記で紹介した、香月日輪さんの作品の一つです。
こちらの作品は児童書という括りのようですが、子供だけでなく大人も楽しめる作品だと個人的には思います。
「っというか、僕自身楽しんで読んでいましたしねw」今でもお気に入りの一作品でもあります。
「妖怪アパートシリーズ」やこの作品を含めて、この頃すっかり香月日輪さんの作品のファンになったのは間違いないです!
しかし、少し残念なのが、この作品は完結していません。
っというのも、作者の香月日輪さんは、この作品の作成途中でお亡くなりになってしまったのです。
簡単な概要
「物語のストーリーを簡単に」
小学6年生の龍神は、自分がやりたいことを見つけられずに日々を送っていた。そんなある日、いつものように当て所なくサイクリングをしていた龍神は、海辺の別荘地の外れにある私有地の先に奇妙な塔を見つける。
そこはかつて龍神の祖父・秀士郎が仲間達と暮らしていた場所であり、現在も幽霊となった秀士郎が使い魔・ギルバルスとともに暮らしていた。
毎週のように塔に出入りするようになり、自分の世界が広がっていくことを受け入れはじめた龍神は、家族の歪さに疑問を覚え、「自分の居場所はここじゃない」と両親を説き伏せて塔で1人暮らしを始めることに。
個人的な感想
子供向けの本とは言え、本の中に出てくる言葉に大人でも色々考えさせられます。
妖怪と魔女と人間がなんの違和感もなく一緒に暮らしているという非現実的な内容ではありますが、決してファンタジー過ぎるわけでなく、僕たちの普段の何気無い生活の中での出来事ともリンクしたりする場面もあります。
おそらく読む人によっては、「現実はそんなに甘くない」とか「ただの理想を言っているだけだ」と思う方もいるかもしれないですが、そう言った考えを抜きにして物語として読む方が楽しめると思います。
それほどぶ厚い本ではないですし、児童書というだけあって内容も難しすぎず、かなり読みやすい作品だと思います。
ですので、小説を普段から読まないような方でも読みやすい作品です。
万能鑑定士Qの事件簿
こちらの本は、またまた上記で紹介した、松岡圭祐さんの作品の一つです。
何より面白いのが、この本のキャッチフレーズ
「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリー」
そのキャッチの通りシリーズを通し一件も殺人事件がなく、物語中では自然死も描かれていないのが特徴!
万能鑑定士のQ(キュー)シリーズとして20巻以上続く長編です。
簡単な概要
「簡単なストーリーを紹介」
沖縄の波照間島に育ち、高校までは万年学年最下位だった天然の美少女・凜田莉子(りんだ りこ)が、上京をきっかけにその奔放な感受性を生かした勉強法を伝授され、たちまち広範囲の知識を身につけてディスカウントショップ買い取りコーナーの花形鑑定員となる。
そして20歳で独立し、「万能鑑定士Q」なる店を持つ。やがて23歳になった莉子は、高度な「ロジカル・シンキング(論理的思考)」を駆使し、店に持ち込まれる多種多様な依頼品の鑑定を発端として事件解決に乗り出す。
個人的な感想
僕の個人的なこの本を読んでの感想は、
「何よりも読みやすい!!」
ですね。
内容も以前に話題になった話を題材にされていたり、実際に起きた出来事なども描かれています。
これは知らなかった事実ですが、実際に実在する人物を実名で登場しているとか。
この本を読んで、「ロジカル・シンキング(論理的思考)」という言葉を初めて知ったのですが、どうすればそんな思考ができるのかに興味がでて、それ関連のいろいろな本を読み漁ったりしてましたねw(すぐに影響されるんですw)
まとめ
5冊と言いながら6冊紹介しました。
まぁ、おまけということでw
そんな感じで、僕が実際に読書が好きになるキッカケとなった本たちをご紹介しました。
どの本も最近発売されたような本ではないですが、未だに僕はたまに読みたくなり読んだりしていますね。
映画など1回みたら2回目はあまり見ることはありません、それは小説にも言えますね。
だって、読むのにやたらと時間がかかりますからw
ですが、上記で紹介した本たちは、僕は何度も読み返しています。
未だに、ふと読みたくなることもありますしね。
本音を言うと、どれがその人に合っているかなんてわかりません。以前に「読書初心者でも読みやすい本」と紹介されていて試しに読んでみたものの、あまり面白くないし、結局途中で読むのを辞めた本だってあるのも事実です。
ですので、それは自分自身で面白いと思える本を見つけるしかないと思います。
極端な話かもですが、いくら薄い本でも面白くなけらば読む意味があまりないのではないかとw それだとただ単にその本を読破するためにその本を選んだことになってしまいますし。
楽しくない読書なんてしない方がいいのではないかとすら思います。
小学校の時に嫌々読まされるような読書なんて、なんの意味があるのかわかりませんしw
ですので、分厚い本だろうが、薄い本だろうが、小難しい本だろうが、「自分が面白い」「もっと読みたい」と思える本を見つけることが大切だと僕は思います。
別に嫌いなら読書なんてしなくてもいいですしねw
子供などに読書を無理やりさせるのは、実際の所良いことなのか、どうなのかはわかりませんが、僕が子供の頃にした読書のことなんて全くと言っていいほど、覚えてないっすねw
ぶっちゃけ、退屈という感情しかなかった記憶しかない・・・w
でも、今は読書大好きですけどね! 本当に何がキッカケになるか世の中わからん!