「いきなりですが、僕は選択肢が少ない方がいい派です!」
以前に、「人生の選択などに迷った時は、子供の頃に戻って考えてみることで何かが見えてくる!?」や「迷ったときは「楽しそう」を基準に選択する!決断できない時に使える方法!」の記事で何かを決断をする時や選択する時について書きました。
何に対してもそうなのですが、選択肢が沢山あるというのは必ずしもいいとは限らないなと感じています。
洋服を選ぶとき、車を選ぶとき、はたまは恋人を選ぶ時などなど、選択肢をする時って沢山ありますよね?
以前までは、選択肢は多ければ多い方がいいと思っていました。
ですが、最近は、むしろ「選択肢は少なくてもいいな」と思うようになりました。
この記事では、個人的に選択肢は少ない方がいいと思う理由について考えてみます。
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選択肢は少ない方がいいと思う理由
あなたはどちらがお好みでしょうか?
「選択肢が多い方?」
それとも、
「選択肢は少ない方?」
僕は以前までは、前者の「選択肢は多い方がいい」と思っていました。
その理由は、選択肢が沢山ある方がより自分の好きなものを見つける事ができると思っていたからです。っというか、大半の人がそのように思っているのではないかと思うのですが、どうでしょうか?
例えば、洋服などを購入する場合を想像してみてください。
色の種類が豊富で「10色」ある場合と、色の種類が「2色」しかなかった場合はどうでしょうか?
後者の方が、確実に選択するのが簡単だと思います。
服の色の好みもあるので、この選択は比較的簡単かもしれませんが、もしこれが、自分の人生の中で重要な選択だったらどうでしょうか?
「10以上の選択肢」と「2つの選択肢」がある場合は、容易ではないのは想像できるのではないかと。
そう考えると、「選択肢は少ない方がいいのでは?」と思ってしまいます。
そう思う、理由についていくつか挙げて見ます。
- 「選択肢が少なければ、それが好きになる」
- 「どっちでもいい場合は、特に選べない」
- 「広い範囲での選択が大変」
- 「選択肢があるすぎると、選択するのを放棄する」
それぞれ詳しく考えてみます。
選択肢が少なければ、それが好きになる
個人的には、2種類の色の中から選ぶ方がいいと思っています。
一番の理由は、それほど迷うことがなくなるからです。
2つの選択肢の中から選ぶ場合はそれほど苦労することはないはずです。自分の好きな方を選べばいいのですから。もし、どちらの色も好みでなければ、どちらも選ばないという選択肢もできますし、両方選ぶという選択もあるあります。
それが逆に、選択肢が沢山あるとなかなか決められなくなります。
優柔不断と言われればそれまでですが、僕が思う一番の理由は「他の選択肢も悪くないのでは?」と言う思いが常につきまとうからです。
自分が選ばなかったものに対して、「もし選んでいたら?」と考えてしまうのでは?しかも、その選択肢が多ければ多いほど、その考えも多くなると思います。
それとは逆に、選択肢が少ない場合は少ない選択肢の中からしか選ぶことができません。他の選択肢はないんです。
そうなると、その選択が一番良かったと思うしかないですよねw
どちらでもいい場合は特に選べない
自分がどうしてもやりたい事や欲しいものなどがはっきりと決まっているならば、さほど問題ないかと思います。
ですが、どちらとも言えない場合がもう最悪です。
選択肢が多ければ完全に選択できなくなります。「なぜなら、どちらでもいいんですからね。」
広い範囲での選択が大変
上記のどちらでもいいのとは少し違い、やりたい事や欲しいものなどが沢山あり、その範囲が広い場合も大変です。
どう言うことかというと、例えばやりたいことが沢山ありすぎると逆に決められない状況に陥ります。しかも、それをピンポイントに選択できない場合です。
現在の僕の状況を例にあげると、
ワーホリで海外に滞在する体験をしたことで、日本しか知らなかった頃よりも違う国にいけるという選択肢が、僕の中でかなり増えました。
「自分の世界が広がる」とよく言われるあれですね。
そのお陰と言うべきか、そのせいと言うべきか微妙なところなのですが、それによって余計に選択することが難しくなっているように感じています。
例えば、「どこの国に行こうか」「どこの国に住もうか」「どんな生活を送りたいか」「どんな仕事がしたいのか」などなど、もうその数無限大です。
初めから目的があり、「絶対にこれをやるんだ」「この国に住むんだ!」と言ったように物事が明確になっているならば話は簡単かもしれません。
ですが、僕の場合はそうでないと・・・・。
そのせいで、僕の場合は余計にややこしくなってるのではないかとすら感じています。
「選択肢があるすぎると、選択するのやめる」
コロンビア大学の「選択の心理学」専門のシーナ・アイエンガー教授による実験について本で読んだのですが、それによると、
食料品店の試食コーナーに、24種類のジャムと6種類のジャムを並べた場合を比較すると。
6種類そろえた時は、試食客の30%が商品を買ったのに対して、24種類並べた場合だと試食客の3%しか買わなかったという実験データが得られたのです。
上記のように、選択肢が多ければ多いほど、様々な物・事の中から選べるようになるはずなのに、逆に多すぎると選べなくなってしまう、選ぶこと自体を後回しにしたり、または、やめてしまうようになってしまうのではないかなと。
これも、違う本で読んだのですが、このように、選択することを放棄することを「選択麻痺」というらしいです。
これら本を読んで、「まさに!!」っと思いましたね。
学者の中には、「できるだけ自分で選択しないように心がけよ」とアドバイスするほど、選択することは難しいし、実はちゃんとした選択ができていないということなのかなと。
最後に
あなたは、どちら派でしょうか?
別にどちらが良いとか悪いとかではないです。選択肢が多い方がいいと言うことだってもちろんあります。
ただ、それは絶対ではないと思うようになりました。
「海外の滞在を楽しむためには、少しの不便は気にせずに楽しむことが大事!」の記事でも書きましたが、海外にいると選択肢が少なく不便なこともあります。
例えば、「ほんだしが海外のスーパーに売っていないとかねw」
それでも、ないならないでどうにかしようと色々考えたり工夫をします。
何もかもが全て揃っていて、お店に行けば全てが手に入ると言う便利さも捨てがたいですが、自分なりに試行錯誤や工夫をすることもまた人生には大切なことなのではないかと個人的に思います。